時間と費用をかけて業者に作成を依頼した横断幕も、何度も使用していれば、汚れてしまいます。
しかし、汚れてしまってもそれぞれの布の特長を理解して、正しいお手入れ方法と保管方法を行えば、長く使い続けることができます。
そこで今回は、トロマットとターポリンで作成した横断幕のお手入れ方法について詳しくお話したいと思います。
お手入れ方法を間違うと、印刷が剥がれたり、折り目がついてしまうトラブルも起きてしまいますので、今回の内容をぜひ参考にしてお手入れと保管を行ってください。
トロマット
お手入れ方法
トロマットの横断幕は洗っても大丈夫ですが、やさしく手洗いをしてください。
その際、蛍光剤や漂白剤は使わず、中性洗剤を使って汚れを落とします。
洗濯機を使う場合は、水の温度は30度までにして弱水流で洗濯してください。
洗濯した後は、シワにならないように裏返しにして、陰干しで乾燥させます。
(変色の恐れがあるので、乾燥機は使用しないでください)
保管方法
トロマットは、折りたたんで保管することができます。
印刷した面を内側にして折りたたんだら、直射日光のあたらない場所に保管してください。
もしも、保管中にシワがついてしまった場合は、あわてずに物干し竿にかけておくとシワがのびますので覚えておいてください。
雨のあとのお手入れ方法
トロマットは雨でも使用することができますが、使った後は一度丸洗いして、完全に乾燥させて保管すれば大丈夫です。
ターポリン
お手入れ方法
もし汚れてしまった場合は、柔らかい布でやさしく拭き取ります。
力を入れてこするとインクが剥がれますので注意してください。
保管方法
ターポリンは印刷面を外側にしてロール状に丸めて、直射日光のあたらない場所に保管してください。
トロマットのように絶対に折りたたまないでください。
折りたたむと印刷が剥がれてしまいます。
雨のあとのお手入れ方法
ターポリンは水を弾く性質があるため、雨天時でも使用可能です。
濡れてしまっても、柔らかい布で水分を拭き取り、完全に乾かせば保管することができます。
注意点
トロマットとターポリンは、同じ横断幕の生地ですが、印刷方法やお手入れ方法、そして保管方法が違います。
今回はお手入れ方法等のご説明をしましたが、せっかくお金をかけて作った横断幕ですので、長く使っていくためにも、注文した業者に詳しいお手入れ方法や保管方法を確認することをおすすめします。