横断幕のサイズが決まり、印刷する内容も決まったら、次はどんな生地にするかも決めなければなりません。
横断幕を作るなら生地はなんでもいいというわけにはいきません。
まずチェックしなければならないのは、横断幕の生地には、屋内用と屋外用それぞれに適した生地があるということです。
屋内ですと設置させているライトの反射の影響を受けにくい、テカリの少ない生地がおすすめです。
屋外ですと、雨風等の天候に強い耐久性のある生地が求められます。
ここでは横断幕を作成するにあたって、屋内と屋外の使用環境によって、よく使われている代表的な生地とその特長をご説明させていただきます。
ぜひ参考にして、最適な横断幕の生地を選んでください。
トロマット
トロマットは、屋内と屋外用の両方に適した横断幕用の生地です。
厚手で強度があるにもかかわらず、柔らかく折りたためて持ち運びしやすいのが特長です。
さらに、トロマットは、折りたたんでも、折ジワができにくく、そしてインクのはがれもありません。
カラー印刷ができて発色も美しい生地になります。
ターポリン
ターポリンは、屋外の使用に適した生地です。
耐水性と遮光性、耐久性を兼ね備えているため、屋外で長期間使用する横断幕を作成するならターポリンが最適の生地と言えます。
耐久性では、運動会などのテントの生地に使われるほどの強度を備えています。
印刷の発色もよく色あせも少ないのも特長です。
また防火加工している生地なら、燃えにくいため安心して屋外に出したままの使用が可能となっています。
ターポリンと同じような性能の生地は他にもありますが、それらの生地と比べてもターポリンは安価な生地となっています。
メッシュターポリン
メッシュターポリンは、その名の通りメッシュタイプの生地です。
たくさんの穴が空いた生地のため軽く、屋外で風の影響を受けやすい場所での使用に大変適しています。
デメリットは穴が空いた生地のため印刷した絵柄が見えにくく、印刷した色が薄く見えてしまうところです。
横断幕の内容をハッキリと見せたい場合は別の生地を選ぶことをおすすめします。
グロスターポリン
光沢のあるターポリン生地です。
光沢がありながらテカリが抑えられているため、横断幕に印刷した文字や写真が見やすく、屋内の照明や太陽の光でもキレイに見せることができます。
光沢が強いため写真がキレイに印刷できます。
以上が横断幕に適した生地の紹介でした。
せっかく横断幕を作成するのですから、ぜひ長く愛用できるものを作ってください。